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ニトリさん 勝ち組コスメ

ほーーー
武田社長やるねーー

武田さんファッションマーチャンダイジングICLササビーさんのご出身なので頭がとても柔らかい方です。

イデアが企画開発デザインの仕組みづくりについてアドバイスさせていただいていた数年前まで似鳥会長は消耗品は絶対やらない方針で経営されていましいたけれども最近ではワンマイルなお洋服を商品化されたり、今までにはない新たな挑戦が続いています。

価格決定権がメーカーにあってニトリの力ではお値段以上が実現できないハウスケア消耗品の販売、単価が安い製品の物流に強みを持つカインズホームやコメリなどお客様の来店頻度も高いホームセンター相手に勝ち目はないので、製造直売が可能な商材として一気にコスメの消耗品販売挑戦の世界にまで飛んでしまわれたのでしょうか。

またインテリア用品専門店のマーチャンダイジングカテゴリーに必ず存在するヘルス&ビューティというカテゴリー、その延長にコスメも存在するのは論理的には理解できますがニトリを想像したときには家具屋さんの人肌相手のコスメ?感覚的に違和感を持たれる方々も多くいらっしゃるのでは…

最近大きな話題になっている世界の食糧危機を救うコンセプト/米ジャストイートの培養肉GOOD Foodのようなベンチャー的な存在に投資し将来お値段以上で流通させるならイノベーターとして市場を創造できる夢のチャレンジとなりますが、SPAのお値段以上戦略が美への憧れ消費であるコスメの世界でどこまで通ずるかは甚だ疑問に思います。

そうなのか今回もとある化粧品製造メーカーを買収されたことから始まった商品化なのか。成長を続けなければならないのは企業の宿命ではありますがこの飛び石は鳴かず飛ばずで終わるのかな。

オーストラリアのブランドAesopはコスメからハウスケア用品までの品揃えで世界中にマーケティング大成功を収めています。

その成功を模倣したフジイさんという百貨店問屋さんがマーチソンフュームというブランドを立ち上げられて国内の2ndマーケットでこれもぼちぼちの成功を収めています。

それをニトリでもやれないことはないというチャレンジだと思います。ホームセンター島忠を傘下に収められその売り場への投入も視野に入れた中での新商品開発であるのかもしれませんが、これからのマーケティングのお手並み拝見。

ペットリサイクル事業会社根来産業を買収、環境貢献事業を標榜するサイアムニトリとして事業化されたのは大正解だと思いますが家具と人肌の接点は…

でもこうしてさまざまに新たな社会貢献を目指しチャレンジされるニトリさんを応援していきたいと思います。

2021-02-05 ©Ichiro Haba
シンプルに美しく暮らす