今や物販もサブスクリプトによるITサービスもネットは成長、全てが全てではないにしてもリアル店舗事業は益々厳しくなっている現実。この状況はどこまで進んでいくのでしょうか。

一方では最近のリアルアプローチのトレンド、群馬にカルピスの未来ミュージアム工場見学がこの秋から始まるらしく、そして森永も横浜工場敷地内にモリナガエンジェルミュージアムを来年オープン計画中だとか。

ここ最近はショウルーム的な企業文化プロモーション施設の建設がマーケティングの戦略的なアプローチとして進んでいます。

これらもまたすべてSNS狙いのプロモーションの一環であるようです。広告を大々的に打つような売りには出ず一般消費生活者がインスタグラムやツイッターなどSNSでの企業文化にいいね！で後ろ押ししてもらえるような状況を創り出すこと、それによって選んでもらえる企業となるためにそのプロモーションへの投資が進んでいます。

そんな中で丸井が展開するスーツのオーダーメイド、ファブリック東京のようにリアル店舗を構えてネットで品選びをサポートしオムニチャンネルで業績を加速させているリアルなお店もあります。

今迄のように売りに出て売る時代ではなく小さくスモールな構えでユニークな状況を提供し情報の拡散、リアルな場所に足を運んでもらえるようなマーケット創造醸成の装置をカタチにする事。

でもその本質は自分たちが創造する企業文化が独自性を持ち得ていて本物でなくてはなりませんし、企業に参加する人たちの心が燃えていなくては火種の無いところからSNSの火も起こらないですから。

スモールな故にユニークである事のアプローチがソーシャルネットワークで拡がりマスマーケットでの成功を生み出していく。

2019-09-03 ©Ichiro Haba