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顧客理解力=成長力の方程式

テクノロジーの進展によって生活者の様々な行動や消費の観察情報が収集されビックデータとして蓄積される。

それらのデータを活用し顧客の趣味や行動や欲求の認識を行ことで、顧客を理解しよりかゆいところに手が届くような情報を提供する事によって企業は成長を実現するというビジネスモデルが普遍性を持ちはじめている。

じゃ誰もがこのビックデータにアクセスし顧客行動を理解し新しい事やモノのサービスを提供できるかと言えばそれを実現できるサービスを提供できるのは極一握りの企業でしかない。

それがまさに世界中の富を集めているGAFAと呼ばれているような先進企業である。

競合他社に較べて成長率が高い企業ほど顧客理解力に富んでいるという当たり前のことがさらにこれらのテクノロジーAIの活躍によって加速されていく。

ここで言う所の顧客理解力という視点はその対象となる顧客が個の単位となるというすごい世界になる。

今まで言うところの顧客理解は市場のニーズを捉えるだとか顧客満足度No.1と言った事にしてもそれはある属性が共通する集団を対象にしていたが、これからの顧客理解力という視点は個人一人ひとりのカルテに基づくほどの理解力の事を言っている。

IT導入期におけるマスカスタマイジング(カスタマイズで成功するモノや事の中には多くの人が共感するマスを形成させるネタが有る)というマーケティングポイント、それが一歩進化し個体に対応すべくカスタマイジングへと向かいはじめている。

それを実現したものが成長を現実のものと出来ると言う時代に向かっている、と論説される今日この頃。

でもそれも一部の出来事、全てではない。

顧客の個を理解する事より生活を革新している人物を発見しようという事だって、その人物に憧れその感動を手に入れたいとする多くのマジョリティを満足させうるものでもある。

どのように顧客を理解する術を力を創造するか、そのクリエイティブも多様であっていいし、それこそ自分自身がその変革の開発者で有って良いわけだし…

2019-10-22 ©Ichiro Haba
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