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シンプル本質・経済がわかる

よくマーケティングや経済、デザインの専門書を読んでいてもどうも解せない、聞いたことのないような専門用語がどんどん出てくる中いまいち腑に落ちないそのどこに本質があるのか見えてこない、そんなことが良くありませんか?

それは実業・リアルな事実が学者さんの頭の中で複雑化され本質からどんどんかけ離れ装飾化されていくという結果、学ぼうとする側はその装飾に目がくらみ道を見失ってしまう中で起こっていることだと思います。

この書籍の冒頭には「経済モデルが科学的になればなるほど目の前にあるリアルな経済からかけ離れていく」「一方自然科学の世界では理論が科学的に洗練されればされるほど、自然の働きがよくわかりやすく目の前にさらされていくものだ。しかし経済学はその反対らしい」という書下ろしをされています。

権威を得た学者さんや著名人の経済学書などに書かれた成功の論理処方をなぞらえてマーケティングを展開しようとしてもそれを執り行う本人がリアルな確信のないまま机上の世界でプログラムを進めてこけて結局成功の日の目を見ずに撃沈してしまわれるそんな光景をたびたび見てきました。

この「父が娘に語る経済の話」はそれらの学術装飾本の類ではない。

リアルに実態経済を捉えというか経済を動かす人間たちの姿の本質を見つめ、これからの社会に必要なものの見方の本質・考え方・判断の基準を示唆してくれています。それによって経済が正しく娘にも見えてきたなら娘たちがそのまた子供たちが住まう将来の地球が希望ある星に見えてくる。

2020-08-11 ©Ichiro Haba
シンプルに美しく暮らす