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スタートアップ起業を目指す人たちへ No.4

前回スタートアップ起業に必要なこと、それを成功に導く最も大切な要件は考え方ですとレポートさせていただきました。

僕が事業というものは何か?経営というものは何か?を学ばせていただいた京セラ名誉会長の稲盛和夫さん。

その中の教えの一つに
「考え方×熱意×能力=人生・仕事の結果」
という方程式があります。

簡単に言えば正しい考え方を持って、誰にも負けない努力で頑張り、天から授かった自分の能力を伸ばし世のため人の為に活かす事でウハウハの人生を描いていけるという事です。

その3つの要素のかけ算の結果が仕事の結果をつくり、人生の結果を生むファクターである。スタートアップであれ事業継承であっても、この方程式を正しく理解できていれば、必ず素晴らしい結果を仕事に人生にもたらせてくれる事に間違いはありません。

僕自身もその方程式を学んで今もイデアコは健全な発展を実現させていただいています。

その中の考え方ですがこれはプラス100からマイナス100までのあるという事です。どのような考え方がプラスでどのような考え方がマイナスなのか?この考え方がマイナスであればどんなに能力が有って頑張っても結果はマイナスに表れるという方程式です。プラス100の代表が利他と言う考え方です。

たとえば事業というものも自分の為にあるものではない、他人の為に存在するものであるという考え方です。

僕も会社設立当時、会社は自分の為にある、だから頑張るという考え方で毎日夜も遅くまで必死で仕事をしました、でもその10年後の結果は会社は債務超過となり実質倒産で行き詰まりました。

これはスタートアップを目指す人たちへNo.2でも書きました。感謝という気持ち感情はプラスですが、不平不満という感情はマイナスです。我がさえよければ良いという考え方は全くもってマイナス100です。

そのマイナスの考え方を持って事を起こし素晴らしい能力を天から授かり必死で頑張ったとしても結果は大失敗、破滅に向かいます。

それほどまでに正しい考え方を持つ事は最も大切な人生をスタートアップを成功に導くカギとなるものです。それが経営哲学・事業理念・人生哲学というものです。

そのように今では言える僕も失敗したからこそ、その事が学べたのであって、やはり失敗する事が実際の所必要となりそれも成功の糧となるものであるのですね。

仏教的に言えば先人から謙虚に学べる、素直な心で反省が出来る事、損得よりも人間として正しい道をいくこの姿勢のある人は徳のある人であり人生を成功に導く資質の備わった人物であり信頼を値する人物であると思います。

投資するにしても、そのように人物を見る必要がありますね。

2019-04-12 ©Ichiro Haba
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