地球市民のニューノーマル

世界人口76億人、コロナ感染者数2160万人、死亡者数77.4万人（0.01％）の今現在。医療体制も整わず衛生環境の悪い開発途上国にウィルスは拡がりこの数字もこれからまだまだ増えていく事になります。

このコロナの地球生命に対する脅威は地球人口に対し0.01％の生命の危機という様相となっています。

私たちは連日連夜このコロナ危機のニュースを受け取りながらニューノーマルという生活を標準とし何とか楽しい生活となるように工夫をしながら過ごしているわけですが、一方で豪雨・地震・熱中症などの気候や地殻変動による脅威も多発。このコロナウィルスもまたその災害のうちの一つのケースとして考えてみればよいのではないかと思います。そして今後地球の気候変動によってこれらの災害は巨大化し今のままの化石燃料によるエネルギー生産Co2の排出、無秩序な資源の搾取と大量生産大量消費、その経済社会システムを現在のまま継続し私たちが生活を続けようものなら30年後の2050年に向けて多発する災害は多くの人の命を奪い、森も無くなり資源は枯渇し地球人口100％の死亡率を受け入れなければならないような事態となると世界中の科学者たちが警鐘を鳴らしています。

それはコロナの死亡率0.01％の脅威どころではなく地球人口の100％77億人が死の世界に向けてその川を渡り進みはじめているという現在自分たち生活の仕方は知恵と工夫でいくらでも豊かに変えていく事もできるという事を今回のコロナは気づかせてくれる機会となっているのではないでしょうか。

現在進行中のコロナと同じく地球規模の気候変動は生活の仕方、命と経済・社会システムのウェルバランスの実現そのニューノーマルへ変革していかなければ私たちはコロナどころではない全人類死滅への道を突き進んでいるという感覚をこの目には見えないコロナは私たちにその警鐘を与えているようにも思えます。

地球の呼吸を止めないためにも私たちはグリーンニューディールと呼ばれるクリーンエネルギー政策による社会システムの変革、SDGs持続可能な開発へのアジェンダの実行を私たちは地球市民としての視点のもとにニューノーマルとしていかねばならないと考えます。

そしてそのアジェンダを実行している理念のある政治活動、事業活動を選択し応援するという行動もこれからの私たち地球市民としてのニューノーマルとすべきであると思います。

2020-08-18 ©Ichiro Haba