働き方DX
リモートワークの一番の弱点はチーム仲間との連携感が希薄になることです。
リモートではPCと向き合い我がパートの仕事に専念し業務をクールに処理するには効率的であるのかもしれませんが一方事務所なら普通に仲間同士でできる、これどう思う???なんて会話も気軽にはできなくなり、どうしてもみんなで仕事をしているというよりは個人でそれぞれの目標をこなすという感覚の中で孤独感を感じながら枠の中の仕事に専念することになります。
機械的な仕事は処理してすませばよいという時間との戦いですが、それとてだれとの関係性も感じない中でひたすらPC相手にテンキーをたたき作業をこなすという一日が始まり時間が来れば終わるというおこもり暮らしが繰り返し続けばそれは苦痛になります。
リモートワークを推し進められている知恵のある企業はみんなで集まりコーヒーブレイク休憩を持ってフランクなやり取りが楽しめる時間を仕組化したり、PCに向かい業務で固まる身体を参加者の誰かがリードして体操を行いリラックスできるようにしてみたりチームとしての連帯感を感じるような仕組みづくりに創意工夫をしていると聞きます。
また業務内容的に僕たちのような創造的な発想づくりが仕事のコアコンピタンスである業務ではそれぞれが持つ情報を持ち寄って足したり引いたり掛けたりしながら新しい視点を発見するわけですがリモート環境にあってもこの発想の現場を作ることも可能だと思います。
例えば参加者から出てきた言葉がマイクを通すことでSiriよってテロップとして映し出されそれが一枚一枚のカードとなってディスプレイ上に並ぶ、そして会議のリーダーによってポジショニング整頓整理されて新たな発想へと導かれるようなツールがあればリモートワークによるブレンストーミングも効率的になり発想の現場が活気づくというような状況を生み出せるかもしれません。
そんな可能性はデジタルによってとどまることなくこれからさらに進んで現実のものとなっていくのだと思います。
2020-08-28 ©Ichiro Haba