経済と環境

経済と環境 2

消費経済社会から共有経済社会へ

その場合、お金がどのように回るのか、その回り方と消費がモノを所有する事の豊かさから知的欲求・情報を消費、心・身体の健康に投資、自己実現趣味ライフワークに投資、承認欲求を満たす為のコミュニケーションに対しサブスクリプション定額支出で消費する経済に移行しはじめているのは明らかです。

極端な話、環境の為には実際のモノを生産も消費もしない電脳空間で人類は生きる事が出来ればまさにアバターの世界ですね、工業製品の生産ステージにおけるCo2の排出はゼロに抑えられます。

環境の為には共有経済の進展が大切になります、不可欠であると言っても良いと思います。共有経済社会ではモノの消費がどんどん情報サービスの消費に移行しお金のまわりもそちらの経済圏に移行するという事になります。

というより既にそうなっているわけですが、今さらながら何を言っているの?と思われる方も多くおられるかもしれませんが、改めてここで着目しておきたいポイントそれは環境の為に私達の社会が共有経済社会に移行し、私達自身の生活の仕方も所有から使用へ積極的に転換していく考え方を善しとする必要があると言う事なのです。

共有経済を発展させていく事それはイコール環境社会を実現する為の一つのビジョンと考えれば良いという事を意識しておきたいと思います。

ただしエネルギー生産の問題だけは消費経済であれ共有経済であれ地球人工の増大とともに益々多くのエネルギーを必要とする人類社会の最大のテーマです。

リチウムイオン電池の吉野彰さんが今年ノーベル化学賞を受賞された事もこれから人類にとっての最大喫緊のテーマである環境問題イコールエネルギー問題であるという背景から今年の吉野彰さんの受賞という事になったものと思われます。

さてそう考えればクリーンにエネルギーを生産できる原子力発電は世界中から否定されていますが、今の地球の状況を考えるとその地球が最悪となる状況をもたらさない為の今の時間稼ぎとしては必要悪と言う見方も出来るかもしれません。

それともう一点この地球上の生態系の唯一無二の生産者は植物GREENであるわけですが、これからの大きなもう一つのテーマは食料と環境の関係であります。

2019-11-01 ©Ichiro Haba
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