ブランディング デザイニング

ブランディング デザイニング 2

ユーザーから選ばれる存在のブランドとは。

ブランディングイコール宣伝広告活動によって実現できるんだとお考えの方々も多くいらっしゃると思います。

今までの大量生産大量消費時代はテレビや雑誌・新聞や業界誌など宣伝広告でそれなりに知名度を上げればブランドが生まれ知名度とともに市場も拡大するというマーケットでありました、がこのデジタルネットワーク社会ではそれはだんだん通じなくなりつつあります。

またブランドにも命の時間があって急激に知名度を上げたものほど短命に終わりますし流行のサイクルもそのようにできています。

さてブランディングを図る視点の一つにCPバランスと呼ばれるものがあります。

それはC/コンセプトとP/パフォーマンスのバランスをいかにウェルバランスにもっていけるかという事です。インスタ流行り、映えの世の中にあって私たちは情報に触れる時には必ずビジュアルが真っ先に飛び込んできます。

その情報が自分に必要なものであるかどうかを直感的に選択したあとに言語的な理解を行い潜るかどうかの判断を行います。興味を持って得た情報そのコンセプトに対し私たちは必ず期待というものを抱いています。

そして実際そのモノなりサービスなりを体験するわけですがその評価がパフォーマンス/Pです。このP/パフォーマンスがコンセプトで得た期待を超えた時にブランディングの形成が促進されます。

そのパフォーマンスが普通に期待通りであったときイメージは強くは残らずあふれる情報とともにメモリーはされるけれどもマークはされることはないという事を認識しておきたいと思います。

用意されたコンセプトをパフォーマンスが超えるような驚き感動がある、またなるほどという納得共感の実現が持続的に継続されることによってブランディングを実現していけることになります。

ありあふれる情報の洪水の中でブランドとしての存在が確かなものとしてユーザーの中に残る得るものはごく僅か、この情報化社会にあって情報はそれそのものが消費物となっているという事実です。情報はどんどん消費され雲散霧消していきます。

ではその驚き感動、納得共感の実現とはいかにすれば創作できるのかという事ですが、まずここでいうところの感動を創ろうと考えなければならないようではその感動創造は先ずもって実現できません。しかも持続的であり続けなければなりません。

ですがたとえそのような状態であっても自分を客観視することが出来て目標を決め評価を行うことによってその意識が働く動くというところから感動のクリエイティブワークがスタートします。

普通の常識にあるようなことの一線を越えていく、そこを目標とすることでブランドパフォーマンスを高めていく事マネージメントすることが可能になります。

2020-11-10 ©Ichiro Haba
シンプルに美しく暮らす