コロナ禍での気付き

コロナ対策とクリエイティブ

僕はよくセミナーで

「デザインは絵を描く事ではありません。

絵を描くそれは自分の頭にあるものを他者に伝える為の手段であり、その絵も発想やイメージが無い所から描けるものではない。

そうであるからデザインクリエイティブの本質というものの か・な・め となる事はどのように発想を生み出し着眼を得るかアイデアを得るかという事であります。」

とお伝えしています。

じゃどのようにすれば発想を得る事が可能になりますか?という質問を頂く事になります。それにはこのようにお応えしています。

宇宙の始まりのように人は全く何もない所から新しい創造を生み出せるものではありません。

それはまさに神の領域です。知的生産の技術的世界で言うなら文化人類学者さん生物学者の方々が行うフィールドワークその物事の観察、それもまた情報として処理され蓄積される知的情報資源であります。

僕たち日用品の世界でも生活観察から得る情報もその類いのものであります。

新しい発想クリエイティブというものは今まで無かった情報の組み合わせからもたらされるもので、情報の無い所から生まれ出る発想など存在しません。

全ては自分達の脳にメモリーされ知覚された情報のストックが何らかの刺激の働きによって引き出され組み合わされアイデアというカタチあるものに仕立て上がっています。

あるいは集団で持ち寄った情報を組み合わせてアイデアを引っぱりだしカタチにする、皆さんよくご存知のブレインストーミングという手法も有りますね。

情報それは至る所に飛び交っています、このネット社会になれば余計に情報は必要な時に簡単に手に入るようになりました。

でもそこから新しい着眼を得ようとすると情報が存在するだけでは得られません。その情報の核心本質を見抜くセンスと新しい事を着想する熱量エネルギーによる刺激が必要になります。

話はコロナに変わります。

今大切な事は感染の拡大を防ぎなるだけ速く収束させて命と経済を守る事です。当然優先させるべき事は命を守る事ですが、医療崩壊を避ける事です。

私達は今その瀬戸際にいます。重症者をなるだけ増やす事のないように各個々人が接触感染を防ぐ事、それに加えて仮にコロナに感染したなら免疫対策に取組み進んでいけるように、その為の確かな情報をなるだけ多くの人達にオープンネットで迅速に伝え国民が一致団結し意を一つにする事の出来る求心力でしょう。まさにそれに向かう為のリーダーシップが問われています。

そして市中にいる私達はこの感染収束の為のあらゆる情報をまた暮らしの知恵やアイデアを世界中から集めより多くの人にわかり易く加工しシェアーしていく事が必要だろうと思います。

ウィーンのCovid19ワクチン開発の為に働いている友人からもたらされた情報です。

既にネットでも話題になりつつありますが亡くなられた方の大多数は市販されている解熱剤の類いイブプロフェン系のアドビルなどを服用したらしく、回復した人はイブプロフェン系の薬を一切飲んでいなかったと言う情報です。

それは僕たちがよく知っている「バッファリン」「ロキソニン」に代表される鎮痛効果のある風邪薬、解熱剤です。

このイブプロフェン系の薬は免疫を後退させコロナをプロモートするようです。

このような情報が少しでももたらされたら幾ばくかの命も救われ医療崩壊を生む重症者の数を少しでも減らす事が出来ます。

アピガンというインフルエンザ薬が効果があるとか無いとかよりももっと今すぐやれる事、やってはいけないこのような実証された情報をもっと政府はメディアも何度も何度も繰り返し広く伝えるべきではないでしょうか。

マスクよりも今始まろうとしている医療崩壊の現場を救う事です。東北の震災の時、民主党政権は毎日のように記者発表を行い福島原発のメルトダウンや政府が知り得た全ての情報を私達に伝える努力を重ねてくれていたように思います。

そのような事がこの危機的状況下にある今、現政権に出来ているのでしょうか。

記者会見の情報公開にも私達には知らされない裏があり政策の決定判断は密室で後手後手に回り、都合の悪い裏話にはフタをしているのではないかと思えるような事が連続しています。

2020-04-14 ©Ichiro Haba
シンプルに美しく暮らす