デザインマネジメント講座

デザインマネジメント講座 26

「DESIGN THINKINGセミナー序章」

デザインシンキングというデザイン思考法が流行っていると言えば軽い感じで受け止められると思いますが、そもそもデザインシンキングが新しい事かというとそうではありません。僕たちデザイナーは何のイメージもなく考えもアイデアもない中でデザインする事なんてそもそも出来ません。

僕も初めてこの言葉に出会った時、今さら何を考えるの?デザインを考える、思考する?デザインとは“de・sign今という時の信号”をそもそも考える事なのに今さら何をと正直思いました。

この言葉が生まれた背景を考えると思考する発想するステージとそれを絵にして確かめる、人に伝えるあるいはモノとしてカタチにする為の設計デザイン作業のステージの2つのパートに分けてデザインのあり方を改めて考えようという視点。デザインによって高い成果を実現する為には、発想するというステージをいかにマネージメントするかという思考法次第であるという視点にフォーカスしていこうという意図が込められてデザインシンキングという言葉は生まれたのだと思います。

余談ですが英語でシンキングsinkingと発音したらデザイン・沈没になります。英語ではティンキングと発音するようにしましょう・・・。

この視点はパレートの8対2の法則にも当てはまります。発想思考するデザインの時間ティンキングの時間の2割に対しその発想を絵にしてカタチにする開発に要する時間はその4倍8割。

しかしその成果を見れば最初の2割の時間によって発想された視点の導入の価値がその全体成果の8割を占めているという2対8です。最初の2割の時間をいかにマネージメントするかによって成果は大きく変わってしまうという事です。いかに思考しいかに発想するかその思考法を学んでいきましょう。

まずはデザインティンキングのスタート

「あなたはワクワクしていますか???」
「あなたの夢は何ですか???」
「あなたはやりがいを感じて仕事をしていますか???」

2018-02-13 ©Ichiro Haba
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