デザインマネジメント講座

デザインマネジメント講座 32

「DESIGN THINKINGセミナー後 3」

前回ブログで楽観的な構想Design Thinkingの後に悲観的に計画Managementすることが商品開発マーケティングには不可欠ですとお伝えしました。

これは先日のセミナーでも参加者の方からこの事について質問をいただきました。その方の質問は少し専門的になりますが、何百万という金型投資を必要とする製品のアイデアがあるとします。その製品の開発をイデアではどのように判断されますか?という質問でした。これこそマネージメントのテーマで悲観的に計画する事になります。楽観的に構想された素晴らしいアイデアを商品化しそれらを全てイケイケどんどんで開発し販売を進めれば打率と同じく百発百中という事はなかなかありえません。

しかし私たちはマネージメントする上で百発百中の実現を目標にできていなくてはなりません。逆に言えば仮に失敗に終わっても投資は回収できるという落としどころを見いだす必要があります。それがマネージメントです。

仮に投資も回収できないようなアイデアであると判断できたなら、それまで投資してきたものであっても即刻開発は中止する勇気も必要になります。

次回からそのマネージメントの手法に一つ一つご紹介していきましょう。

2018-03-17 ©Ichiro Haba
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