「深堀さんのブランドづくり」

個性が無ければブランドでは有りません。独自のものが無ければブランドとして存在する意味も価値も有りません。

ブランドの深堀りのテーマはまさに顧客との間の共感づくりです。

自分たちが顧客に貢献できるテーマとビジョンをしっかり決めその軸を明確化し、ぶれない自分たちを持つという事です。そしてその生き方に共感してくれる愛好的顧客の方々との絆を育てる事です。

例えばイデアコの場合はシンプルに美しくという美意識と暮らしに貢献する為に無駄の無い究極のデザインを生み出す事と今まで有りそうでなかった製品開発の視点の導入に創造的に取り組む事です。

そうして今まで誰も気付かなかった暮らしの道具を作る、そして顧客の期待を裏切らない為に謙虚に努力を重ねていく姿勢が大切です。

そのための仕組みと体制づくりを常にチェックし改善を行い洗練化させていく必要が有ります。深堀さんのブランドづくりは全ての事業活動によって醸し出される結果であって、グラフィックで化粧替えをしてどうにかなるものでは決して有りません。

ただ自分たちを等身大で知ってもらい伝えていく為に表現するデザインはとても重要で、それをいい加減に扱う事は出来ません。企画もその企画が他の人に伝わってこそ理解してもらえる企画力となりますし、製品も売り方のデザインがともなって初めて商品となります。

2018-04-18 ©Ichiro Haba