デザインマネジメント講座

デザインマネジメント講座 49

「みんなに秘書がつく2030年」

AI・IoT・ビッグデータの蓄積等の技術の進化で世の中何が変わるのか?

携帯電話を持っている事で国民総背番号制となり一人ひとりにセクレタリーがついてきてくれるという事になります。ええ話じゃないですか、ただで秘書がついてきてくれるのですから・・・

AI Beaconという技術がある、ビーコンそれは狼煙を上げるという意味。携帯を持つ事でみんな狼煙を上げているのです。ええっ〜〜〜???

AI Beaconと呼ばれるある端末を店舗に置くとそのお店に入店した人全ての携帯電話のIPアドレスを取得するという機械だ。店舗の方では別段会員登録をしてもらわなくても訪れた顧客のデータをゲットできるというものだ。そのアドレス情報と携帯電話が発信する狼煙GPS情報を併せて解析することによって、ペルソナと言われるところの個人情報データのメイキングが可能になる。IPアドレス情報を入手する事でそのアドレスの個人それぞれの行動をGPSによって追追いかける事が可能になり、それによってその個人個人のデータの蓄積が可能となる。その個人は女性なのか男性なのか、どんな事にどのような時間の使い方をするのか、そしてどのような趣味を持っているのか。いつもどのような経路で毎日を移動するのか、週に何日お買い物はどこに出向くのか、金曜日の夕食はどこでとるのか、どこに住んでいるのか、そんな個人個人の行動データを蓄積する事によってそれぞれのキャラクターの特性を把握できるようになり、またそのキャラクターの共通項を持つ対象者を特定する事も可能になる。それによって自分たちの広告が響く相手さまを効率良く抽出しPRすることで広告効率を飛躍的に高める事が可能となる。このような事が私たちの日常でどんどん行われるようになれば、私たちは携帯に住まうセクレタリー様のリコメンドに操られながら便利な生活を享受できるようになる。例えば今日はこのお店でこんなセールをやっているから、今行くと得するよぉ〜〜と、セクレタリー様が教えてくれるのである。オッケーグーグル???もその一人・・・

オッケー・オッケーと脳天気な僕たちはそれに乗って行動するようになるんだろうなと思う今日この頃であります・・・もう携帯のセクレタリーさま無しでは生活できないし人生なんて考えられないのだ。むぅ〜〜〜〜〜〜〜2030年

2018-05-22 ©Ichiro Haba
シンプルに美しく暮らす