デザインマネジメント講座

デザインマネジメント講座 56

「未来をデザインするコンセプト 4」

未来を想う・・・・。変わってはいけないもの変わって欲しいモノが有ります。

ネットワーク社会コミュニケーションの革新から生まれるAI・ICT・ロボット・ナノレボリューション、医療技術の革新など新しい技術の研究開発、仕組みが日々進化し私たちの生活も未来に向けてかわることを余儀なくされています。

今のままでも幸せなのに、何故次から次へと変わっていく必要があるのかと疑問を持たれませんか?

競争に打ち勝つ為、経済発展のため、一部の人の富のため?

そのような潜在的な違和感が現在の生活スタイルの中にも現象として生まれています。ビンテージ・シャビーテイストなスタイルの懐古的なものやスローライフに引かれる若者が増え続けているのでしょうか。手作りや伝統工芸に価値を感じる若者が増え続けているのでしょうか。変わって良いもの変わらなくて良いもの、変わらねばならないもの、変わるべきではないもの。

ここを見極めていけるか?未来をデザインする上で最もベーシックな社会、モノ、事デザインの判断基準。さぁあなたならその選択をどのような考え方で持って見極められますか?

社会も生物も無生物までもがビックバンで始まり、この宇宙の中でたゆまず進化発展成長しています。これは宇宙のエネルギーと言ってもいいモノだ。

このエネルギーの事をキリストは愛と表現し、お釈迦様は慈悲と表現した、そのエナジーにただ一つ反逆するものが利己である、自分さえ良ければ良いという利己が増殖した時にそれは破滅に向かう、これも未来をデザインする上での大きな判断基準の一つであります。

核融合の素晴らしい革新的な技術、それはそれは素晴らしいクリーンエネルギーをもたらしてくれますが、それを扱う人間によっては原爆にもチェルノブイリにも福島原発事故にもなって破滅を生み出してしまいます。

自分さえ良ければ良いという礼節のない、美しさのない人間たちが権力の中枢に来た時どんな素晴らしい技術も腐ってしまいます、むしろは破壊的なダメージを社会に与えてしまいます。

その為には生活者である私たちが正しいものの見方、考え方を学び信念に高める必要が有るわけです。

2018-06-26 ©Ichiro Haba
シンプルに美しく暮らす